倫理委員会
高岡整志会病院で行われる医療行為及び医学研究の実施に際し、倫理的配慮を要するものについて審査しています。
研究情報の公開について(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究等については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さんお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。このような手法を『オプトアウト』と言います。
なお、研究への協力を希望されない場合は、文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。
審査承認一覧
2022年度 倫理委員会 審査承認一覧
・臨床研究
・医療行為等実施申請
2021年度 倫理委員会 審査承認一覧
・臨床研究
・医療行為等実施申請(申請なし)
2020年度 倫理委員会 審査承認一覧
・臨床研究
・医療行為等実施申請(申請なし)
2019年度 倫理委員会 審査承認一覧
・臨床研究
・医療行為等実施申請(申請なし)
当院の症例報告を含む医学論文・学会研究会発表における個人情報保護に関する指針
- 患者個人の特定が可能な氏名、患者番号やイニシャルなどは記載しない。
- 患者の住所は記載しないが、患者の発生場所が病態などに関与する場合は区域までに限定して記載することは可とする。(富山県、富山市など)
- 日付は、臨床経過を知る上で必要となることが多いので、個人が特定できないと判断される場合は年月までの記載を可とする。
- 他の情報と診療科名を照合することにより患者が特定され得る場合は、診療科名は記載しない。
- 既に他病院などで診断・治療を受けている場合、その施設名ならびに所在地を記載しない。但し、救急医療などで搬送元の記載が不可欠の場合はこの限りでない。
- 顔写真を提示する際には目を隠す。
- 症例を特定できる生検、部検、画像情報に含まれる番号などは削除する。
- 以上の配慮をしても個人が特定化される可能性がある場合は、発表に関する同意を患者自身(または遺族か代理人、小児では保護者)から得るか、または倫理委員会の承認を得る。
- 遺伝性疾患やヒトゲノム・遺伝子解析を伴う症例報告では「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」による規定を遵守する。
- 上記の他、特定疾患などにおいて個別の匿名化の基準があればそれに従う。
*上記のうち、同意しがたい事項がある場合には、その旨をお申し出ください。お申出のないものについては、同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。また、これらのお申出は後からいつでも撤回、変更などをすることができます。