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変形性関節症

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは?
 膝関節は太腿と脛の骨を連結する人体の中で最も大きな関節です。関節は骨の表面を軟骨が覆っています。加齢やいろいろな原因で軟骨が少なくなり、骨と骨が直接ぶつかったりすることで痛みがでたり、骨の棘ができたり、関節液が貯留して膝が腫れたりする病気が変形性膝関節症です。

  

変形性膝関節症の症状
 初期は歩き始めや立ち上がり動作で膝が痛みますが、休むと痛みがとれます。進行すると正座や階段昇降が困難になります。さらに進行すると、水が貯まったり、O脚変形が生じ、末期になると、膝の動きが大きく制限され、歩行も困難となります。
原因は外傷、老化、遺伝などが考えられていますが、もう一つ大きな原因として肥満が挙げられています。
変形性膝関節症の症状

  

変形性膝関節症のレントゲン写真
 正常では膝関節の隙間はきれいに保たれていますが、変形性膝関節症では内側の関節の隙間が狭くなります(白矢印)。またO脚も認められます。

  

変形性膝関節症の予防
1.太腿の前の筋肉の強化(大腿四頭筋訓練)
変形性膝関節症の予防

2.肥満の防止:BMI=体重(Kg)÷身長(m)2、BMIが25を越えないように注意
変形性膝関節症の予防 肥満であれば、減量しましょう。

3.正座をさける。
4.膝を冷やさない。クーラーに注意。
5.和式トイレを使用せず、洋式トイレを使用する。

  

変形性膝関節症の治療
1.薬物療法:外用薬(シップや軟膏)、内服薬(消炎鎮痛剤や漢方薬)
2.関節内注射(ヒアルロン酸など)
3.理学療法:大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練、装具療法、温熱療法など
4.手術療法
 1)関節鏡手術(半月板や滑膜の処置)
 2)骨切り術(脛の骨の上部を切って変形を矯正)
 3)人工膝関節置換術

  

変形性股関節症

変形性股関節症とは? 
 原因は日本人の場合、先天性股関節脱臼後遺症や股関節の屋根にあたる臼蓋の形成不全や外傷が主なものです。
はじめに関節軟骨がすり減り始め、最後には骨の変形をきたします。
遺伝的要因も関与しており、親戚、家族に先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全の患者さんがいる場合は要注意です。



変形性股関節症の症状 
 主な症状は歩行時の脚の付け根の痛みです。症状が進むと変形が生じ、股関節の動きも制限され、靴下をはいたり、和式トイレで用を足すのが困難になります。
さらに進行すると、左右の足の長さが違ってきたり、歩行がかなり困難になります。
変形性股関節症の症状



変形性股関節症のレントゲン写真 
 正常では股関節の隙間は保たれていますが、変形性股関節症では関節の隙間が狭くなり、骨と骨がぶつかり、大腿骨の骨頭が変形しています(白矢印)。



変形性股関節症の予防と治療 
 日常生活:肥満防止と適度の運動
運動療法:水中歩行や水泳で臀部周囲の筋力増強
薬物療法:外用剤(シップや軟膏)や内服治療(消炎鎮痛剤や漢方薬など)
手術療法:股関節形成術、大腿骨骨切り術、人工股関節全置換術など